1992 3XW

1991年、大幅なマイナーチェンジでFJの最終型となる3XWが登場しました。
いわゆる「後期モデル」ってヤツです。

このモデルでは新設計フレーム、エンジンマウントの見直しにより、ライダーへの振動軽減が図られています。
ABS装備車もラインアップされ、ディチューンされたモデルがV-MAXに続き国内販売されたのもこの車体がベース。
国内モデルは1994年、輸出モデルは1995年モデルを最後に生産が打ち切られました。

オーナー&画像提供:Club-FJ S氏

画像は1992年式の3XW、1991年型と同じモデルです。
オーナーにより、クラウザー・バッグの装着、ドライブ・チェーン、スプロケット等が変更されていますが、ほぼノーマル状態。

四代目FJはかなり変更が加えられています。

・新型フレームの採用
・エンジンマウントの見直し
・アッパーカウル大型化
・フロントフォーク変更
・スイングアームの延長とスチール化
・リアショック変更
・モノクロス・リンク形状の見直し

主だった変更点だけでもこれだけあります。

フレームとエンジンマウントの見直しは振動軽減を、アッパーカウルの大型化は防風性能を向上させました。
画像のスクリーンは「鹿の角型」と呼ばれるエアロタイプで、防風効果がかなり高い。
また、スイングアームの延長とリアショックの変更で走行安定性と乗り心地アップを図っています。

リアショックはリモート調整機構を省いて簡略化、モノクロスサスのリンク形状も見直されています。

この車体では、ヤマハ初のABS装備車もアインナップされました。
前後ホイールのハブ部に回転センサーを持ち、前後ブレーキはそれぞれ独立制御しているタイプのABSでした。


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(C)1997 Club-FJ

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